今年7月に行われた「未来プロジェクト#7」。
ふたつの「V」を実現する姿をより具体的に描くために、世の中の動きに目を向け、
全員参加で「対話」する、“フィッシュボール”や「次の一歩」を生み出す為に、
“プロアクションカフェ” (3ラウンド対話)を行った。
その中で友井川選手が出した『試合の結果で寄付をする』というテーマ。
ただ実現するだけではなく、現状の課題と向き合い、
今後さらに浦安市民に愛されるチームになるために、
シャイニングアークスから仕掛ける新たな施策が動き出す
今年4月に浦安市にアークス浦安パークを設立し、浦安市民にシャイニングアークスを応援してもらいたいと様々な活動を行い、8月に浦安市とシャイニングアークスが相互連携・支援協力に関する協定書を締結した。
これからもっと浦安市の方に応援してほしいという思いはあるが、まだまだシャイニングアークスと接点のない人が多いのも現状である。
この課題をクリアするために、今回の『試合の結果で寄付をする』というテーマを提案した友井川選手は「自分達から仕掛けていく活動があってもいいと思った。受身ではなく自らが会いに行く。あとラグビー自体の試合結果で浦安の方にワクワクしてもらいたい」この2つの想いがあったという。
シャイニングアークス発信ではじめたジャパンラグビートップリーグ全16チームで行っている東日本復興支援活動「1点10円募金」のように、自分達の頑張り(トライ数)で車椅子やオモチャ等を浦安市に寄付することができれば、これまでシャイニングアークスと接点の少なかった年齢層にもチームとラグビーを知ってもらうことができるし、試合自体に注目してもらえるのではないかと考えた。
また、季節毎のイベントに対応したり、寄付対象の相手をかえることで“1TRY×○○”と展開していければ、継続的に行っていくことも可能となる。
ラグビー選手としての価値を高め、チームをアピールする。この新たな仕組みを元にクリスマスに合わせた企画、保育園児を対象とした『トライ数×オモチャ』の『1TRY×1TOY』を早速実行した。
今回の対象試合は12月1日に行われたジャパンラグビートップリーグ 総合順位決定トーナメント1回戦のヤマハ発動機ジュビロ戦。
合計3TRYだったので、3つのオモチャを用意。何をあげるか選んだのは選手達で、実際にオモチャを届けに行くのももちろん選手達。
届け先である保育園は、浦安市東野のASMACI浦安にある『こどものじかん保育園』。
12月18日、「未来プロジェクト#7」のプロアクションカフェで友井川選手のテーマに賛同した、杉浦選手・溝口選手・西橋選手・小野寛智選手・光井選手が集まりプレゼントを渡しに保育園へ。
▲プレゼントをラッピングする小野寛智選手。
園児たちに気づかれないよう、準備スタート!
ファーストジャージに赤い三角帽子。気分はすっかりサンタクロースとトナカイ。
子供達の前に登場。「こんにちは!」西橋選手が進行します。
自己紹介を早々に切り上げ、お待ちかねプレゼント贈呈!
園児たちは早速袋を開けます!
クレヨンのケースに入った大きなブロックを小野選手と一緒に取り出します。
大きなトナカイとサンタさん。みんなでマグネット式の立体パズルを組み立てます。
光井選手は絵本の読み聞かせに挑戦。
友井川選手はテラスに出て砂場あそび。
溝口選手の高い高いに大喜び!
みんなで記念写真。この後はアークス浦安パークへ移動です。
きちんと整列し、先生について行きます。
広いグラウンドを選手達と一緒に移動。
「前に習え!」小野選手の真似をする子供達。
ボールリレースタート!
ケイドロあそび。選手が泥棒で園児が警察です。
全力で逃げる西橋選手。
最後はボール遊び。3人からパスを受ける大人気な溝口選手。
みんなで記念写真。
選手にお礼を言う園児たち。
最後は全員とハイタッチ。
みんなでお見送り。
最後まで元気いっぱいに手を振ってくれました。
園児達が帰った後、選手達は充実の表情を見せた。
光井勇人選手
こんなに小さい子供達と接するのははじめてだったので不安な部分もありましが、プレゼントを渡したらすごく喜んでくれて、すぐに打ち解けてくれたのでとても接しやすかったし、いい時間が過ごせました。
西橋勇人選手
想像していた以上にオモチャを渡した時の反応が良くて、一気に距離が縮まった気がした。僕自身、超楽しかったです!
あと、小学生とかだと、「サインちょうだい!」とかあるけど、そういうのが一切なくて「バイバーイ」って良い意味でさっぱりしていましたね。これぐらい小さい子だとそうなんだ!という事がわかったことも面白かったです。
杉浦直人選手
普段小学生以上の子供と接することが多いので、3歳ぐらいの子達と一緒に遊べたことはすごく貴重でしたし、今後も続けていきたいと思います。
溝口裕哉選手
目的としてはシャイニングアークスを浦安の人達に知ってもらうという事でしたが、小さい子供に焦点を絞ってやることはなかなかないので、こういった形でターゲットを決めて会いに行くことは続けていきたいです。
すぐには無理でも、継続していくことで浸透していくと思うので、次はひな祭りあたりで行えたらいいなと思います。
小野寛智選手
みんなが言っている通り、自分自身がすごく楽しめました。
ひな祭りに続いて、海の日や山の日など、イベント毎に行っていければと思います。
友井川拓選手
まずは、練習と仕事の合間にいろいろと協力してくれたことに感謝しています。
こうした取り組みは自分たちが楽しめることが大切で、それは子供達にも伝わっていると思います。
子供と接している時のみんなの意外な一面が見られたのが個人的には面白かったかな(笑)
(ちなみに誰が意外でしたか?)
それはやっぱり、トナカイかな。(笑)
シャイニングアークスから仕掛ける施策がまたひとつ選手達によって実現した。
未来プロジェクトを通し、ラグビーの力を使って生みだされた仕組みが、浦安市民におけるシャイニングアークスの認知向上へとつながり、やがて浦安市に愛されるチームへなっていきたい。